安い楽器ほど個体差も激しく、状態の悪いものが多いです。
楽器の精度には限界がありますので、当然その楽器以上のクオリティを発揮することはできませんが、楽器の持つ状態をより良い状態にして出荷する出荷前 技術者調整を行っております。
届いた製品が不具合なのか、楽器の特性なのか、個体差なのか判断ができない初心者に少しでもご安心していただけるよう努めております。
管楽器は組み立てひとつでも注意をする必要があります。
最低限の知識を身につけ正しくお取り扱いして下さい。
お安いながらしっかりとメーカーの新品保証書付きですので安心してお求め頂けます。
一般的なB♭のクラリネットです。
コストを減らし新品でもここまで安くご提供させて頂けるようになりました。
本来クラリネットは木製(木管楽器)のものですので素材代や製造が大変ですが、そこを樹脂素材(プラスチックのようなもの)でつくることによってコストが大変削減されます。
メーカーさんではこちらの商品は比較的新しいラインナップとなり、それまではMAXTONE(マックストーン)のCL-40というモデルが一番安いモデルでした。
CL-40よりも販売価格は安いですが、具体的にどういった点が違うかというと、まずCL-40は本体がABS樹脂製を使用しておりますが、こちらはベークライト樹脂という素材になります。
素材の値段としてABS樹脂の方が高くなりますが、吹きやすい素材と言われます。
ただ一般的に素材だけ見た見解であり、実際の「吹きやすさ」は管体だけの問題では終わりません。
ベークライト樹脂でも明るくはっきり、また音量もそこそこ出ると思います。
どちらも樹脂なので硬さは硬いのですが、比較してこちらのベークライト樹脂の方が、ABS樹脂よりは柔らかいような印象になり、それによって本体のキズもつきやすいという結果になるかもしれません。
もっと厳密にいえば、温度変化などによってその素材がどのくらい環境に影響するかまでは分かってはおりませんが、素材が違うという部分での値段差はそういうところで現れてきます。
ただ、あくまで比較した際に感じる程度の違いだと思います。
次にピッチやキィについてですが、これについてはこの2つの比較で見ればどちらがどうというほどの差はないと思います。
管楽器のピッチの安定感は技量に大きく影響する部分ですので、まずは楽器のせいにはせず練習あるのみ。
ただ、どんなに管体を良い素材を使用していたとしても、キィがちゃんとしていなければ音は安定しませんし、さらに、リード、リガチャー、マウスピースにおいてはそれ以上に音と吹奏感に大きく影響する部分になります。
その大事な部分となるリガチャー。
このリガチャーについてはCL-40の方が少し品質は良いでしょう。
正直、こちらの商品のリガチャーの質は良くありません。
マウスピースに対してかなりきつく締める必要があります。
リードのリガチャーが食い込むくらいの強さです。
リードのセッティングも繊細な部分ではあるのですが、このリガチャーではリード交換やセッティングは少し苦労するかもしれません。
ただ、このレベルの楽器を演奏する上で、音色や演奏に大きく問題はありませんのでご安心下さい。
仮にリガチャーに品質を求め、別売で購入するとするとヤマハのもので2000円弱ほどで手に入ります。
その品質を基準とすれば本体、他マウスピース、リード、ケース全てがセットになってこの価格ですからコスト重視の商品としては仕方ないという部分になるかもしれませんね。
CL-40についてもヤマハのリガチャーレベルの品質は求められません。
ですので、後で部分的に買い換えるというのも手です。
「吹きやすい」「扱いやすい」という面で希望を追えば、必然的に高いものがやはり良く見えてしまいます。
練習をすればずっと初心者ではいないはずですので、2本目の楽器が欲しくなるときもいつか来るかもしれません。
高い楽器と安い楽器にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
プラスチック管であれば、もう木製の音色にはかないません。
木製を選ぶとすると、5万円前後の価格が必要です。
どのレベルで楽器を選び、どこを目指し、今欲しい音、ここは外せない、という条件はなんでしょうか。
プラスチックのメリットとしては気候の変化に強いこと。
楽器はきちんとお手入れをして頂く必要がありますが、木製のものはお家に置いていただけで木が割れてしまった...などということもありえます。
乾燥による木材の変化などもありませんので、おこさまの1本目としても、お手入れのことがよく分からない方、ずぼらな方でも安心して楽器に触れることができると思います。
また、さきほど環境によっての素材の変化について触れましたが、プラスチック同士は比較しにくいですが、プラスチックと木製で比較すると、木製は安定しにくく、環境に大きく左右されます。
日によってピッチも違います。
そういう面でいえばいつ吹いても比較的安定した演奏ができるのが樹脂製クラリネットの良いところです。
これまで高価で手が出せなかった方にはもちろんのこと、数日のレンタルよりもお安いでしょうから、ご家庭での練習用、修理の代替え品としてもいいと思います。
本体がお安い分、こちらのクラなら万が一修理に出したとしても高額な修理代にびっくり...なんてこともありません。
ひとりでじっくりと練習して頂けると思います。
金管楽器ほど音も大きくありませんので比較的ご家庭での練習も可能だと思います。
(環境によりますのでご了承下さい。
) ZEFF ZCL-30 B♭ Clarinet ゼフ Bフラット クラリネット ■調子: B♭ システム ■システム:ベーム式17キィ6リング ■素材:管体ベークライト樹脂 ■仕上げ:ニッケルメッキ仕上げ ※細かい仕様、また画像と若干異なる場合がございます。
セット内容 ■クラリネット 楽器 本体...スタンダードなB♭クラリネット。
一番主流なタイプです。
■セミハードケース...肩掛けストラップ付きで、軽量でしっかりしたケース。
■保証書/簡単な取り扱い説明書...自然故障のみ無償にて修理が可能です。
■マウスピース...これがないと音がなりません。
口にあてる部分です。
■リガチャー...リードをセッティングする際に使用する器具。
とても繊細な部分です。
■リード...消耗品で、また少しのことで割れてしまうので、複数持つのが普通です。
■キャップ...リードの割れを防ぐキャップです。
演奏しないときには付けておきましょう。
■グリス...接合部分のコルクに塗ることでスムーズに組み立てができます。
毎回の使用は必要ありませんが、必需品です。
■スワブ...演奏後は必ず内部の水分を取ってお手入れしましょう。
※細かい仕様、また画像と若干異なる場合がございます。
また、画像の教本は実際のものとは異なる場合がございます。
中国製/韓国製/東南アジアの楽器について 中国製の評判はネットでも良く言われませんが出た当時から比較したら随分品質もよくなってきています。
否定意見をお持ちの多くの方は、きっと演奏する技 術と耳を持った方だと思います。
本格的に学校での部活や楽団に所属しコンクールなどを目指すレベルにいる場合と、あくまで個人でひとりで初めて楽器を演奏 する方では目的が異なりますよね。
吹奏楽での使用であれば最低ラインはヤマハ、ジュピターになり予算でいうと目安として7万円以上の金額を出せるかどうかが境目になると思います。
その価格 が 予算的に無理であればブランドものはあきらめるしかありません。
ただ、どこかに所属される場合は必ず相談のうえ自分の楽器を決めましょう。
というのは、管 楽器といえば、「オーケストラ」「クラシック」というイメージですよね。
わたし個人的には、気軽な軽音楽と比較して、基礎に忠実、ピッチ にシビア、伝統を大事にする世界だと思います。
わたしが学生の頃には楽譜を読めない苦労に悩まされました。
なぜならピアノを習っている人がやっぱり多いの です。
そのような中の一員になるということは、人に求められる音や技術が高いと思います。
それを再現するものが自分の楽器ですので、その楽器がしっかり応 えてくれるレベルのものかどうか...やはり品質は価格に比例するのです。
中学の吹奏楽部で使用する楽器であってもコンクールを目指す学校の部員達のほと んどは数十万の楽器が普通、ということもございます。
かといって、そのままプロになるかというと、そういうことでもありません。
きっと、そういう世界なん です。
と はいえ、全ての方に安い楽器をおすすめしないかというとそうではありません。
お金を出せば良い楽器が手に入るのは当然です。
ある程度演奏ができる方で生涯 1本目の楽器を使い続けるというのはあまりありません。
あなたは今、各メーカーの音の違いが分かりますか?ざっくり言いますと、楽器は高額なものになるほ ど「個性」が強くなります。
楽器選びは好みや演奏性が決め手になりますが、それには練習し技術と耳を養う必要もあるのです。
「それまで」の楽器になにを選 ぶか、どういう目的でどれ選ぶか、少し見えてきませんか?管楽器は取り扱いに注意も必要です。
初心者に扱い易いものは、丈夫で、高額なメンテナンス料の心 配が少ない、アフターケアがしっかりしているものです。
ブランドものの中古や無名の楽器を買って使い捨てになっては意味がありません。
もう一度、どのよう な環境でどういった目的で買うか考えてみてください。